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会頭ご挨拶
令和三年 年頭所感
令和三年の新春を迎え、心よりお慶び申し上げます。
さて、昨年は、世界中を震撼させた『新型コロナウイルス感染症』の猛威の終息が見通せず、不安なままの一年となりました。我が国経済においても、様々な支援策が講じられたものの、度重なる感染拡大による自粛要請や飲食店の時短営業要請などにより、大きな打撃を受けました。
こうした中、当所では、いち早く情報収集を行い、地域商工業者に対し速やかに支援策の情報提供を行うとともに、緊急相談窓口の設置など相談体制の強化を図り、積極的な支援に努めてまいりました。加えて、クラウドファンディングによる地域飲食店応援プロジェクト「みらい飯」や、ネット通販を活用した販路開拓支援、インターネットで堺の逸品を紹介する「堺のええもん・ええ店ガイド」など、ポストコロナを見据えた新たな事業を積極的に展開したところであります。
新年は、コロナ禍の長期化が懸念される中、地域産業においても大変厳しい幕開けとなりましたが、今期の基本方針である『新たな時代に対応できる商工会議所』を実現するためにも、このような時こそ、商工会議所の存在価値が問われていることを肝に銘じて、役員・議員をはじめ、商工会議所が一丸となって地域経済の回復に全力を尽くしてまいります。
まず、「中小企業支援」については、伴走型支援を強化し、コロナ禍による倒産・廃業を防止するとともに、アフターコロナを見据え、環境変化への柔軟な対応を行ってまいります。特に、本格的なデジタル社会の到来にあたって、中小企業のIT導入は、いまだ発火点にも達していないとも言える現状であり、生産性向上のためのデジタル技術の実装化支援を積極的に行います。また、人口減少や高齢化などの社会構造の変化を背景とした人手不足・事業承継問題も喫緊の課題であり、効果的な人材マッチングや女性活躍支援など人材確保・育成支援、価値ある事業と技術を次世代へスムーズに繋ぐための事業承継支援に注力する所存でございます。
次に、「地域活性化」については、世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」を核に、長い歴史と伝統に培われてきた堺の産業について、そのストーリー性を活かし、デジタル技術を駆使した魅力発信やオープンファクトリーの取組みを推進するなど、堺の産業や歴史・文化の魅力をあらゆる機会を通じてPRしてまいります。また、観光振興は、地方創生の切り札でもあります。近隣商工会議所などとの連携による広域観光の取組みを一層強化するとともに、行政との緊密な連携のもと、観光まちづくりに取組み、地域経済の活性化を図ってまいります。
地域総合経済団体である商工会議所といたしましては、会員拡大による組織力強化に努め、全国五百十五の商工会議所のネットワークを十二分に活用し、行政・関連団体との連携のもと、地域経済の更なる発展にまい進してまいりますので、ご支援、ご協力賜りますようお願い申し上げます。
結びに、令和三年が皆様方にとりまして、実り多い年となりますことをご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
令和三年一月吉日
堺商工会議所
会頭 葛󠄀村和正
所信表明
11月1日開催の第2回臨時議員総会におきまして、大変光栄にも、皆様のご信任をいただき、引き続き、会頭を務めさせていただくこととなり、改めてその重責に身の引き締まる思いでございます。地域産業の更なる飛躍に向け、覚悟新たに職責を果たしていく所存でございます。
さて、我が国の景気は、政府の経済財政政策等により、総じて見れば、雇用・所得環境の改善が続く中で、緩やかに回復しているものの、業種・規模によるばらつきや、地域間格差は拡大傾向にあります。一方、世界に目を向けますと、米中間の通商問題を巡る緊張の増大、イギリスのEU離脱問題、中東情勢の緊迫等、先行きに対する上透明感が増しております。
このような中、当所では、堺市経済の更なる発展のため、地域の経済状況や中小企業の経営環境の変化を的確に捉えるとともに、本市の歴史と伝統に裏打ちされた進取の気風を持ち、企業の競争力強化に向けた支援事業を積極的且つ継続的に展開し、成長の後押しを強力に推し進めていきます。また、AIやロボット技術等を軸とする第4次産業革命の到来や、地方創生の実現等に向け、地域総合経済団体である当所に対して求められる役割や環境も変化していることから、『新たな時代に対応できる商工会議所』を基本方針に掲げ、以下を重点項目として、その具現化を目指していく所存でございます。
まずは、『都市魅力の発信』であります。
本年7月、『百舌鳥・古市古墳群』が大阪府で初めて世界遺産に登録され、来堺頻度が高まる等、堺は活気溢れる都市として、国内外から脚光を浴びております。当所といたしましては、これを絶好の機会と捉え、インバウンド需要を取り込むことはもとより、メイドインさかいフェア、堺ブランド『堺技衆』認証事業、国際交流事業等を通じて、全国屈指の産業都市としての様々な魅力を多方面に発信するとともに、引き続き、堺市とも連携を図りながら、都市・地域間競争を勝ち抜いていけるよう企業誘致にも注力し、都市ブランドの向上を図ります。 また、中心市街地等の都市の賑わい向上を図る『地域小売商業及びサービス・観光関連産業の振興』につきましても、一層注力していきます。
次に、『経営力強化に向けた支援』であります。
人口減少、経営者の高齢化等、経済社会の構造変化の進展により、厳しい経営環境を強いられている地域中小企業のポテンシャルを最大限に引き出すことが欠かせないと考えております。そこで、当所では、商工会議所の最も重要な活動の1つである経営支援機能を強化するとともに、国に認定されました『経営発達支援計画』に基づき、生産性向上や高付加価値化、新事業分野の開拓等の企業の経営戦略に踏み込んだ個別支援等を積極的に展開し、地域内で存在感を放つ企業群の育成に取り組んでいきたいと考えております。
さらに、『市場拡大のための連携促進』であります。
国内市場の縮小が懸念されている中、地域の経済や雇用を支える中小企業の活性化を図るため、これまでのネットワークやノウハウを活かしながら、広域的な連携プラットフォームとなることで、海外展開等の新たな需要獲得機会の創出に向けた支援策を検討・実施していきます。また、商工会議所の強みであるネットワークを活かし、技術・サービスの開発や新産業の創出、育成を推進し、企業・団体、地域間の連携による相乗効果の最大化にも努めていきます。
最後に、『組織力の強化』であります。
地域経済の発展には、地域総合経済団体である当所が、発信力、行動力を一段と高めリーダーシップを発揮することが肝要であり、そのためには更なる組織力の強化が欠かせません。
そこで、当所では、部会・委員会活動や事業者ニーズを汲み取った会員サービス事業等の充実化を図り、その活動内容を可視化し、当所の認知度及び存在価値をより一層高めることで、会員増強を目指していきます。
以上、会頭の就任に当たり、所信の一端を述べさせていただきましたが、このほか、商工会議所の基本的使命である『政策提言及び要望活動』をはじめ、地域の連携・協働の中核として社会的責任にも積極的に果たしていきます。皆様方の信任にお応えすべく粉骨砕身の覚悟で挑戦して参る覚悟でございますので、これまでにも増して格別のご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
令和元年十一月吉日
堺商工会議所
会頭 葛󠄀村和正
役員・議員一覧
会頭
-
葛󠄀村 和正
㈱ダイネツ代表取締役会長
副会頭
専務理事
-
野口 徹
堺商工会議所専務理事
監事
常議員
-
遠北 光彦
南海電気鉄道㈱代表取締役社長 -
池﨑 博之
日本絨氈㈱代表取締役社長 -
井上 徹
東亜警備保障㈱代表取締役 -
井上 誠
㈱中村超硬代表取締役社長 -
上山 圭司
西日本電信電話㈱大阪支店支店長 -
荻田 真也
㈱南海スズキ代表取締役 -
尾関 勝利
㈱ティアタス代表取締役 -
嘉陽 利明
(一社)堺建設業協会副会長 -
川原 貞儀
㈱川原塗装店取締役会長 -
河村 厚男
㈱河村工務店代表取締役 -
河盛 幹雄
大醤㈱代表取締役社長 -
神田 貢作
㈱都市環境設計会長 -
清田 隆利
㈱三菱UFJ銀行堺支店支店長 -
久保 尚平
トヨタカローラ南海㈱代表取締役社長 -
呉松 正一郎
朝日製パン㈱代表取締役社長 -
糀谷 弘
㈱池田泉州銀行執行役員 堺エリア長兼堺支店長 -
小林 保一
FYH㈱代表取締役会長兼社長 -
阪本 雅俊
阪本興産㈱代表取締役 -
信田 圭造
㈱和泉利器製作所代表取締役会長 -
嶋田 誠
要薬品㈱代表取締役 -
島野 容三
㈱シマノ代表取締役社長兼CEO -
杉林 克廣
㈱青雲荘代表取締役社長 -
隅谷 哲三
八田工業㈱取締役会長 -
関口 謙治
泉都興業㈱代表取締役 -
髙田 岳志
コスモ石油㈱堺製油所所長 -
竹島 尚弘
関西電力送配電㈱理事・大阪支社長 -
辰野 邦次
堺市商店連合会会長 -
田中 雅人
大阪ガス㈱大阪・奈良・和歌山地区統括支配人 -
谷口 英男
堺ディスプレイプロダクト㈱代表取締役副社長 -
谷路 雅也
日本製鉄㈱関西製鉄所和歌山庶務室主査 -
辻󠄀内 宏治
㈱シティホテルサンプラザ代表取締役 -
辻󠄀村 肇
ナカバヤシ㈱代表取締役会長 -
戸松 生吉
(福)関西福祉会・陵東館会長理事・総館長 -
豊岡 敬
日本フッソ工業㈱代表取締役 -
新後 修
㈱橋爪工務店代表取締役会長 -
西村 芳博
㈱さくらコーポレーション代表取締役 -
橋本 正幸
大盛印刷㈱代表取締役 -
東野 景一
㈱東野朝商店代表取締役 -
疋田 直太郎
コーナン商事㈱代表取締役社長 -
藤木 忠一
㈱藤木組取締役会長 -
宮部 嘉博
㈱南テスティパル取締役相談役 -
森田 重樹
ダイキン工業㈱堺製作所執行役員堺製作所長 -
山本 啓之
㈱紀陽銀行堺支店執行役員支店長 -
山本 万平
㈱クボタ堺製造所執行役員堺製造所長 -
𠮷村 岳也
大和物産㈱代表取締役
議員
-
井澤 研治
㈱アルファ新洋相談役 -
石田 哲男
万里春興業㈱代表取締役 -
石原 進
㈱IHIインフラシステム代表取締役社長 -
稲葉 徹志
新洋海運㈱代表取締役社長 -
井上 晃一
㈱井上螺子代表取締役 -
井上 武
井上軸受工業㈱代表取締役会長 -
猪又 晶介
イノマタ化学㈱代表取締役 -
岩﨑 省三
三菱マテリアル㈱三宝製作所所長 -
上島 淳之亮
㈱上島ポンプ水道工業所取締役 -
上田 光隆
税理士法人ユーマス会計代表社員税理士 -
上野 忠志
㈱上野鉄工所代表取締役 -
上橋 將良
泉州物流サービス㈱代表取締役社長 -
大木 淑弘
㈱大木組代表取締役 -
沖中 栄子
㈱マツダ運輸大阪代表取締役会長 -
奥田 恭三
㈱ジェイコムウエスト堺局局長 -
嘉祥寺 豊
㈱三翠社代表取締役 -
加藤 哲郎
㈱共栄設備代表取締役 -
加藤 均
㈱加藤均総合事務所代表取締役会長 -
鎌田 喜充
㈱東陽電気商会代表取締役 -
川﨑 年彦
㈱リバテック代表取締役社長 -
岸田 俊介
キシダ事務用品㈱代表取締役 -
北浦 敏雄
㈱アルゴシステム代表取締役 -
葛󠄀村 安弘
三洋金属熱錬工業㈱代表取締役 -
庫内 勇次
大庫洋紙㈱代表取締役社長 -
栗田 豊滋
税理士法人栗田合同会計事務所代表社員 -
小泉 達哉
㈱小泉製作所代表取締役 -
小西 精吉
㈱小西製作所取締役相談役 -
阪之上 淳一
南海塩業㈱代表取締役社長 -
阪本 新吾
アクサ生命保険㈱大阪営業所営業所長 -
坂元 哲郎
㈱セルビス専務取締役 -
佐々木 理
ヘリオス大阪㈱代表取締役 -
佐藤 徹
㈱サトウ代表取締役 -
澤田 博幸
堺電気工事工業(協)理事長 -
清水 信次
㈱ライフコーポレーション ライフ初芝店代表取締役会長兼CEO -
下川 好隆
堺土建㈱代表取締役 -
城岡 陽志
太陽パーツ㈱取締役会長 -
鈴木 博士
㈱加地テック代表取締役社長 -
大保 政一
㈱ダイワ代表取締役社長 -
髙橋 祥治
㈱髙橋建築設計事務所会長 -
髙橋 克彦
エルベオート㈱代表取締役 -
瀧川 重隆
アルスコーポレーション㈱代表取締役社長 -
竹内 芳彦
竹内芳彦税理士事務所所長 -
田島 哲康
㈱サカイ引越センター代表取締役社長 -
田中 稔朗
㈱マルエス代表取締役 -
谷本 順一
㈱つぼ市製茶本舗代表取締役 -
辻󠄀尾 卓也
㈱大阪教育研究所代表取締役 -
辻󠄀本 武玄
㈱福生代表取締役社長 -
富永 勝守
野村證券㈱堺支店支店長 -
永井 裕敏
SMBC日興証券㈱堺支店支店長 -
中尾 達
ナカオ金属工業㈱代表取締役社長 -
中谷 泰明
大阪南部合同青果㈱代表取締役社長 -
中辻󠄀 恒文
中辻󠄀産業㈱代表取締役社長 -
中西 良雄
富田電機㈱取締役会長 -
中村 倫子
㈱髙島屋堺店店長 -
中本 吉則
㈱アスト中本代表取締役社長 -
仲谷 正毅
大和証券株式会社堺エリアエグゼクティブマネージャー兼難波支店副支店長 -
西阪 治彦
㈱京都銀行堺支店支店長 -
西村 圭司
ファインフーズ㈱代表取締役社長 -
八文字 正裕
八文字会計事務所所長 -
英 幸秀
㈱南都銀行堺支店支店長 -
林 弘章
浅香工業㈱取締役 -
林 良平
㈱林工業代表取締役 -
比楽 卓郎
比楽紡績㈱代表取締役社長 -
廣瀬 幸次郎
日本スーパー工業㈱取締役会長 -
古川 秀雄
㈱古川鉄筋代表取締役 -
堀内 晋平
㈱堀内機械代表取締役 -
本田 正
㈱街路代表取締役 -
前田 由香利
㈱大阪建物管理代表取締役 -
松田 圭司
大生警備㈱取締役会長 -
松本 知華
㈱松本機械製作所代表取締役 -
松山 孝暢
㈱徳栄取締役会長 -
三根 順
㈱エーテック代表取締役 -
峯 考弍
㈱大阪テクノクラート代表取締役 -
三原 聡
三原染工㈱代表取締役社長 -
森下 光雄
(福)マーヤ理事長 -
森本 典志
㈱ミツギロン代表取締役 -
諸井 武彦
阪和コンクリート工業㈱代表取締役 -
矢部 正昭
堺化学工業㈱代表取締役社長 -
山本 靖子
㈱ヤマエ代表取締役 -
矢本 憲久
堺東駅前商店街振興組合代表理事 -
吉川 宗文
㈲吉川商事代表取締役 -
吉田 源三
泉北光明池専門店事業(協)代表理事
常務理事
-
久保 直樹
堺商工会議所常務理事兼事務局長
(2021.2.1現在)
予算・決算報告
事業計画・収支予算(令和2年度)
令和2年度事業計画並びに収支予算策定にあたり、正副部会長・正副委員長会議での意見をもとに、第2回総務・財政委員会で原案をとりまとめ、3月定例常議員会での協議を経て、3月25日開催の第2回通常議員総会で決議されました。
令和2年度 事業計画
昨今の我が国の経済は、政府の積極的な経済政策が講じられているものの、5年ぶりの消費税率引き上げの影響や、新型コロナウイルスの広範囲かつ甚大な被害等により、全体として減速感が漂い、予断を許さない状況となっています。
そのような中、地域経済を支える中小企業にとりましては、年々深刻化する人手不足や経営者の高齢化、後継者の不在による廃業増加等、労働力不足が課題となっており、早期に経営の合理化を図るため、IT・LoTの導入・活用や働き方改革の推進等、生産性向上への取組みを進めるとともに、円滑な事業承継の推進が求められています。
また、昨年7月に「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に登録されましたことは、地域創生にとりまして、極めて重要であると認識しています。
そこで、令和2年度は、これら地域中小企業の経営課題の解決に向けての支援や広域的な観光振興等を通じ、今期の基本方針である“新たな時代に対応できる商工会議所”を実現するとともに、基本的使命である「中小企業の活力強化」や「地域経済の活性化」を図るため、各関係機関と連携し、以下の事業を積極的に展開してまいります。
政策提言及び要望活動
地域経済及び地域商工業者の状況やニーズを的確に把握し、更なる経済発展を図るとともに、まちづくりや地域活性化に向け、地元産業界の意見を集約し、国・府・市に対して提言・要望を行う。
- 中小企業施策に関する要望
- 税制改正に関する要望
- 堺市政への政策提言
経営力強化に向けた支援
中小企業支援においては、国に認定された「経営発達支援計画」に基づき、経営指導員等による巡回・窓口相談体制の充実を図り、とりわけ小規模事業者への伴走型支援を強化していく。また、事業承継をはじめとする中小企業が抱えている専門性の高い課題解決については、専門相談窓口の設置、セミナーの開催、大阪産業局との新たな連携等を通じて、積極的に対応していく。
- 中小企業の活力強化
- 経営発達支援計画に基づく小規模事業者の経営力向上に向けた伴走型支援
- 起業意識の醸成と創業・第2創業支援
- 円滑な事業承継に向けた支援【重点】
- BCP(事業継続計画)策定支援【新規】
- 生産性向上支援
- 第4次産業革命に対応できるIT化の推進
- 販売促進、業務効率化のためのキャッシュレス対応支援
- 人手不足対応【重点】
- 多様な人材の活躍推進
- 時代の変革に対応できる人材育成支援
- 働き方改革関連法等の労働法制への対応支援
- 消費税軽減税率対策
都市魅力の発信
「百舌鳥・古市古墳群」の世界文化遺産登録により、“堺”に対する注目度が増している中、行政や関係団体と連携して、観光資源にとどまらず、堺の企業・製品等の魅力を発信する等、地域産業の競争力強化を図り、まち・ひと・しごとの賑わいを創出し、地方創生に資する。
- 地域資源の魅力発信
- 産業観光はじめ持続的な観光誘客の仕組みづくり【新規】
- 世界文化遺産を核とした広域連携による観光振興
- インバウンド需要の取込み、市内消費の拡大による経済効果の誘引
- 地域商業の活性化を通じたまちの賑わい創出
- SDGsへの取組み【新規】
市場拡大のための連携促進
地域経済の担い手である卓越した技術や製品を持つ中小企業・小規模事業者に対し、関係団体等との連携のもと販路開拓支援を行う。
- 地域中小企業の製品・技術の販路開拓機会の創出、プロモーション力強化支援【新規】
- 新たな販路開拓に向けた海外取引展開支援、国際交流の促進
組織力の強化
組織強化・会員増強には、魅力ある商工会議所づくりが重要である。そのために、事業者ニーズに即したサービスを提供すると同時に、情報発信機能や企画提案力を高めることで、当所のプレゼンス・認知度の向上、ひいては新入会員の加入促進、退会防止に繋げていく。
- 会員ニーズに対応した魅力ある事業展開と会員の商工会議所事業への参加促進
- 事務局、部会・委員会機能の強化等による企画提案力の向上や組織の活性化【重点】
- 情報発信機能の強化【重点】
- 商工会議所ネットワークの積極的活用と関係機関・団体とのさらなる連携強化
事業報告・収支決算(令和元年度)
令和2年6月25日開催の第1回通常議員総会において、「令和元年度事業報告並びに収支決算」が決議されました。なお、令和元年度事業報告並びに収支決算については、第1回会館管理委員会(6月8日開催)及び第1回総務・財政委員会(6月9日開催)で協議のうえ取り纏め、6月25日開催の6月常議員会での協議を経て上程されました。
「令和元年度事業報告並びに収支決算」の概要は以下のとおり。
令和元年度 事業報告
令和元年度は5月1日の改元により「令和」の新しい時代が幕を開け、7月には「百舌鳥・古市古墳群」が念願の世界文化遺産に登録されました。
また、当所では、明治12年の創立以来140年を迎え、10月に日本商工会議所三村会頭、永藤堺市長をはじめとする来賓の方々のご臨席を賜り、創立140周年記念式典を挙行したほか、各種記念事業を実施いたしました。
さらに、11月には葛󠄀村会頭のもと「新たな時代に対応できる商工会議所」を基本方針に新体制が発足する等、来るべき150周年に向けたスタートとなる大きな節目の1年となりました。
一方、我が国の経済情勢に目を転じますと、消費増税、米中貿易摩擦及びブレグジット等の影響により、先行き不透明感が強まっていたところ、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大を受け、大幅に下押しされ、急速に悪化しました。
加えて、地域経済の根幹を支える中小企業にとりましては、人材不足や経営者の高齢化等の構造的課題に直面する他、第4次産業革命や働き方改革の環境変化への対応等、より厳しい状況となりました。
このような中、当所におきましては、商工会議所の使命である中小企業の産業競争力の強化と地域振興を図るため、「地域振興の政策提言及び要望活動の展開」、「中小・小規模企業の成長支援と経営基盤の強化」、「中小企業の人材確保と人材育成支援」「地域資源を活用した都市魅力の創出」及び「組織力強化と魅力ある商工会議所づくり」を掲げ、各種事業を展開しました。
まず、「地域振興の政策提言及び要望活動の展開」においては、産業界の要望をくみ取り、地域経済発展のため、国、大阪府等に対し、積極的な政策提言を実施しました。
次に「中小・小規模企業の成長支援と経営基盤の強化」に関しては、地域中小企業・小規模事業者の活性化を図るべく、「経営発達支援計画」に基づき、伴走型支援を強化するとともに、IT活用支援としてセミナーを開催し約600名の方にご参加いただいたほか、事業承継や消費税軽減税率対策窓口相談事業等を重点的に実施し、消費増税・軽減税率関連では2,800件以上の事業者を巡回し、支援いたしました。
さらに、「中小企業の人材確保と人材育成支援」については、約7割の中小企業が人手不足とされる中、約60社、200名近くの方にご参加いただきました合同就職説明会、学生と企業との交流会の開催に加え、新たに企業が学生に直接接触できるダイレクトリクルーティング事業を実施する等、雇用機会の創出に努めました。
そして、「地域資源を活用した都市魅力の創出」におきましては、「百舌鳥・古市古墳群」の世界文化遺産登録を契機に、近隣商工会議所等と連携し、自転車を活用した観光振興やバスツアーの企画等を通じて、広域的な観光関連産業の振興に取組み、都市の魅力・賑わいの向上を図りました。
最後に「組織力強化と魅力ある商工会議所づくり」では、創立140周年記念事業や会員ニーズに即した各種事業の実施等、魅力ある商工会議所づくりに努め、商工会議所の基盤である会員組織の増強に向けた取組みを行いました。
なお、具体的な実施事項は以下のとおりであります。
政策提言及び要望活動
- 令和2年度中小企業施策に関する要望
- 令和2年度税制改正に関する要望
- 紀淡海峡ルートの実現に向けて
- 大阪府小規模事業経営支援事業費補助金に関する要望
- 大阪府中小企業再生緊急アピール
- リニア中央新幹線の早期実現に関する要望
- 北陸新幹線早期全線開業実現に向けて
- 連続立体交差事業の計画的かつ着実な推進について
調査研究活動
- 地域産業経営動向調査
- 中小企業景況調査
- CCI-LOBO調査
- 会員ニーズ調査
- 新型コロナウイルス肺炎の流行による事業活動への影響に関する緊急調査
中小企業のチャレンジ・成長支援
- 中小企業支援事業
- 中小・小規模事業者への各種支援事業~伴走型支援の強化~
- IT活用促進
- 地域中小企業の海外展開支援
- クールシティ堺実現に向けた取り組み
- 中小企業の販路開拓支援
- 展示会・商談会の開催
- 販路開拓に向けた自社プロモーション力向上支援
- 新事業・創業への支援
- 創業支援事業
- おおさか地域産業資源活用サポート事業
- 新規成長産業分野への取り組み
人材確保・育成の強化
- 合同企業就職説明会(就職フォーラムin堺)
- 企業・学生交流会
- 求人ネットワーク事業
- 女性求職者等の採用・戦力化事業
- ダイレクトリクルーティング事業
- 各種講演会・講習会の開催
- 従業員の資質向上を目指す階層別等人材育成セミナー
- 労務支援セミナー
- パソコン教室
- 各種技能検定試験の施行
サービス・観光関連産業の振興
- 堺の魅力発信
- 市内イベントへの開催協力
交流と連携
- 会員交流事業
- 会員交流見学会
- 堺新年互礼会の開催
- 産学連携事業
- 関係機関との連携強化
- 経営研究会の運営支援
地域資源の魅力発信の強化
- 堺ブランド「堺技衆」事業
- 創立140周年記念メイドインさかいフェア2019~家族でおでかけ!とことん楽しむ堺もん!~
- インバウンドはじめ誘客推進事業
- 地場・伝統産業の振興
- 地域商業の振興
創立140周年記念式典事業の実施
- 創立140周年記念式典
- 創立140周年各種記念行事
- 創立140周年記念出版
組織強化と財政基盤の確立
- 会員サービスの充実と新入会員加入促進
令和元年度 収支決算
所在地
連絡先
名称 | 堺商工会議所(事務局2階) |
---|---|
住所 | 堺市北区長曽根町130番地23 |
電話番号 | 代表・総務課 072-258-5581 広報・サービス課 072-258-5502 経営支援課 072-258-5503 地域振興課 072-258-5504 |
FAX番号 | 072-258-5580 |
交通 | 【地下鉄御堂筋線の場合】 地下鉄御堂筋線「なかもず」駅・2番出口から徒歩5分 【南海高野線の場合】 南海高野線「中百舌鳥」駅・北出口から徒歩5分 |
地図
組織図
詳細についてはこちらをご覧ください。